最後の親不知
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2012年1月28日
先日、最後の親不知を抜きました。
下の左奥の歯で、とても抜きにくいはえ方をしていたので
相当手こずったのですが、なんとか無事に抜けました。
抜けた歯を手に取りながら、
ついさっきまで自分だった存在が
今は別の物となっている不思議な寂しさを覚えました。
髪を切るときも、切り終わったとき床に散らばる髪を見ると
さっきまで自分だったんだよなぁと少し寂しくなります。
ちょっと自分って変わっているかなぁとも思いますが。(笑)
でも何十年も人生を共にしてきた相棒だと思うと
なんだか大事な友達と別れるような
感謝の気持ちと寂しさが混じったような気持ちになりました。
でも大変だったのがそこからです。
すっぽり空いてしまった穴。
歯医者さん曰く、自然とかさぶたができますから大丈夫ですよと言うことだったのですが
2日たっても3日たっても、痛みは治まることを知らず
どんどん激しくなっていくのです。
もらった鎮痛剤も全て飲みきって
耐えきれなく歯医者に駆け込んでみてもらうと
なんと、空いてしまった穴にニンニクが入って膿んでしまっていたそうで・・・
ん~想像するだけでも痛そう。(というか本当に痛かったのですが)
そこをきれいにするのに
麻酔をいくらかけてもきかなくて、結局痛いまま治療しました。
本当に大変な目に遭いました。
結局痛くて痛くて食事もろくにのどを通らなかった期間が
一週間くらいあったのですが、
お腹がすいているのに、食べるのが苦痛。
ものすごく美味しそうなのに、痛い。という現実の中で
如何に、人生において「食」の幸せが大きいかと言うことを
痛いほど痛感しました。
口の健康、本当に大事です。
今や、当たり前に食べていた食事が2倍も3倍もありがたく感じます。
そういう意味では、この経験にも感謝ですね。