年末の大掃除にはぜひ断捨離を!
今年も残りわずかですが
年末に向けて徐々に大掃除など始めていますか?
今日はそんな時期にぴったりな
「断捨離」のお話を少し。
片づけ術や収納術など
今まで整理整頓のノウハウというものは色々と紹介されてきましたが
整理するという枠組みを越えて
ものと自分とのつきあい方を見直そう!という新たな提案が
「断捨離」です。
断捨離とは元々はヨガの思想で
不要なものを断ち(断行)
不要なものを捨て(捨行)
執着から離れる(離行)というひとつの修行みたいなもの。
これを身近な生活に取り入れて
自分の身の回りの物との付き合い方に
この考え方を活用していこうということです。
とにかくまず不要なものを捨てる。
そして自分が使わないものは持たない。(断つ)
ルールの基本はそれだけ。
でもこの考え方がものすごくシンプルでありながらも
とても本質的で強力なのです。
生活や人生をガラリと変える「力」を持っています。
やりがちなのは
「もったいないから捨てれない」
「まだ使えるから捨てれない」
まだ使えるからといって捨てずにとってある紙袋。
お弁当の割り箸。
捨てられずに引き出しにたまったりしていませんか?
でもこれは断捨離的に言うと
私と物の関係性において
物が主体になっているというのです。
そうでなく、自分が主人公であり
自分を主体に考えれば
使えるからとっておくというのには何の意味もないことがわかります。
それよりも考えるべき事は
それが、本当に自分にふさわしいものなのか。
自分らしいものなのか。
この考え方が今までの整理整頓と一線を画す理由として
「過去や未来」、そして「物」に主軸を合わせるのではなく
「今」、そして「自分」を主軸に
生活を変えていくという考え方にあります。
いつか使うかもしれない・・・(未来)
昔の思い出だから・・・(過去)
使えるからとっておく・・・(物)
という考え方で、物がどんどんたまってしまう状態を
「今」の
「私」に
「一番ふさわしいもの」だけで
自分の周りを固める。
という考え方に沿って
断ち、捨て、執着から離れるのです。
お客様用の茶器などをしまってある家も多いかと思いますが
これも断捨離的に言うとNOです。
というのは、
今、私が日常で使っている茶器が私が選んだ最高の物。
だからお客様に出すのもその最高の物を出すべき。
そういう考え方からです。
実際に茶器をしまっておいても
1年のうちに数回使うかどうかですよね。
そして心を落ち着けて眺めると
物が存在している、そこにはエネルギーがあることに気づきます。
よく分かるのは、その物を見たときに
自分の中に流れ込んでくる感情の色。
コンビニの割り箸と、自分の好みで厳選して買ってきた箸と
眺めたときに、それぞれどんな感情がわくでしょうか。
過去・未来・物軸で残っている物からは
停滞した負のエネルギーが流れ
今、自分軸で選び抜いた物からは
イキイキとしたプラスのエネルギーが流れます。
大事なのは物ではなく、
自分の周りに流れるエネルギー。
自分の周りの物一つ一つと向き合いながら
本当に自分にふさわしいものだけ残して
自分の心が喜べるものだけを残して行くことで
プラスのエネルギーに囲まれた生活に変わってきます。
そして捨てる事によって
部屋の中に新しいスペースが生まれます。
新しく空いた場所には新鮮な光と空気が流れ始めます。
同時に自分にふさわしい物が
新しく入ってくる場所にもなるのです。
物への執着から自分を解き放っていくことで
自分の心がもっと自由に、シンプルに、快適になっていきます。
年末の大掃除を
ただの整理整頓に終わらせずに
自分自身と物とのつきあい方を見直す
断捨離をしてみるのはいかがでしょうか?
きっと新しい自分、
いや、本当の自分を再発見する事ができると思います!