思いが身体に与える影響力
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2011年10月19日
病は気からと言う言葉がありますが
自分の思いが身体に与える影響力は絶大です。
その良い例がプラシーボ効果。
これは人の思いが体に与える影響力を
教えてくれます。
プラシーボ効果を簡単に言い換えると
「思い込みの効果」
薬の成分が何も入っていないただの粉を
これはものすごく良く効く薬だ!
開発されたばかりの新薬で、
ものすごい効果が期待できます!と
信頼できるお医者さんから手渡しされたら
あなただったらどう思いますか?
なんだか効くような気がしてきませんか?
その思いが本当に病状を改善させる事があります。
これをプラシーボ効果と呼びます。
実際に痛みなどの自覚症状が中心の病気では
3割~半数近い人がプラシーボ効果で改善してしまうと言う
データーまであります。
鎮痛剤としては最高で8mgのモルヒネと同等の効果を
得たという実験もあります。
また偽手術で、大がかりな手術をしているフリをして
本人には手術が大成功しましたと伝えると
病状が快方に向かったり
眠気が出る副作用がありますと伝えて偽の薬を飲ませると
本当に眠気がでてきたり・・・
この思い込みの効果は決してプラスの思いだけでなく
マイナスの思いも強い影響を及ぼします。
実は人を病気にするのは簡単で(怖!!)
朝から会う人ごとにこういってもらえばいいのです。
一人目、「疲れた顔していますね」
二人目、「今日は顔色が悪いですね。」
三人目、「どこか具合が悪いのですか?」
四人目、「顔が青白いですが少し休まれては・・・」
と言われると、本当に顔色が悪くなってきます。
逆にこんな怖ろしい実験が
昔ヨーロッパでされたという話もあります。
ある死刑囚に、ドクターが医学の進歩のために命を捧げてくれと頼みました。
ドクターが言うには
人の全血液量は体重の10%が定説となっているが
自分はそれ以上あると思っている。
それを証明したいのだと。
そこで実験が始まりました。
目隠しをされて、血液を抜くために
足の全指先を少しずつ切られました。
そして足下には容器が準備され
血液がそこにしたたり落ちる音が鳴り響く中
1時間ごとに抜き出した血液量を聞かされます。
そして5時間が経過し、とうとう抜き出した血液の量が
10%を超えたとドクターが大喜びしたときには
その死刑囚は既に死んでいたと言います。
ところが、この実験。
実は血液を抜き取ってはいませんでした。
血液の音だと思っていた音は
ただの水滴の音だったのです。
思いが体に与える強烈な影響力を
教えてくれるエピソードです。
なので、自分に入ってくる情報は良く気をつけないと行けません。
お医者さんに
「あなたはここが悪いですねぇ」
と言われると、その言葉自体が
自分の体にマイナスの影響力を与えることもあるのです。
どんな薬よりも一番強い薬が自分の心。
自分は健康だという強い思いが自分を守ります。