体を使う人、体に使われる人。
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2011年8月23日
先日、ジムで運動をする前に
体をほぐしながらマットの上で軽く目をつぶったときに
ふと気づいたことがありました。
目を閉じて、自分の体の隅々にまで意識を向けていく中で
いかに日々の生活の中で
体の使い方に意識を向けずに生きていたかということを
思わされたのです。
ジムで運動をするのも大切ですが
もっと大切なのは普段の生活の中で、
自分の体の動きや、姿勢のとりかた、
または呼吸に意識を向ける事だろうなと。
なぜなら、普段何気なく過ごしている時間の方が
圧倒的に長いから。
人は、生きている限り何らかの姿勢を取って生きています。
その姿勢は変幻無限の変化の可能性があるわけです。
その中から一つの姿勢を選択している。
今という瞬間の時間の中に置いては
その無限とある姿勢の中からたった一つを選択しているのです。
それは誰が選択しているのでしょうか？
私でしょうか？
本当に私でしょうか？
何となく、体が楽な方に楽な方にと勝手に選択していないでしょうか？
それは体を本当の意味で「使っている」のかどうか
と言う問いかけでもあります。
体を使いこなしてあげているのか？
逆に何となくで、体に使われてしまっているのではないか？
背筋を伸ばして椅子に座っていると
何となくかったるいから、背もたれにぐったりと寄りかかってみたり
なぜか足を組んだ方が落ち着くから
椅子に座ると自然と足を組んでしまう・・・
それは私が体を使っているのではなく
「体が勝手に選択している」とも言い換えれるのかなと。
では体を「使う」というのはどういうことなのか。
体を「使う」ということを掘り下げていくと
それはきっと「心」を使うことなのだろうと思います。
自分にとっての理想の姿勢。
それを心に思い浮かべて、イメージする。
本当に自分が美しく｀存在できる｀イメージとして
誰が見ても、ほぅ。。と溜息が出るような
周りの空気が澄んでいくような整った姿勢をイメージする。
その心にあわせて体の使い方を選択するときに、
それが自分の体の使い方になっていくのではないかと思うのです。
その毎日の繰り返しが
いつの間にか、自然と自分自身のあり方を作っていく。
素敵だと思いませんか？
自分の体を変えることはすぐに出来ることではないかもしれません。
姿勢や、生活習慣を変えるのも時間がかかるかもしれません。
でも、イメージを変えるのは・・・？
やろうと思えば一瞬で出来ます。
その第一歩は、
自分がこうなりたい！という体の使い方をしている人を
見つけること。
それが周りにいればベストですが
いなければテレビでも写真でも良いのです。
それを自分のイメージのひな形にすればよいのです。
一度、目を閉じて
全身の隅々に気持ちを向けてみましょう。
そして、自分が自分の体をきちんと
使ってあげれているか、ぜひ自問自答してみて下さい！
