不安を無くすテクニック
先回の記事に
あいちゃんさんからコメントでご質問をいただきました。
「私は夏にストレスから自律神経が乱れ、今はだいぶよくなりましたが、一度不安になるとそこから抜け出せません
不安な時どうすれば思いやイメージで安心できますか?」
というご質問でしたが
とっておきのテクニックをお伝えしたいと思います。
一度不安になると、思いというものは洪水みたいなもので
抵抗しようとすればするほど飲み込まれてしまいます。
思いを自分の意思の力で押さえ込もうとすると
逆にその思いをますます強めてしまいます。
そこで登場するのが自己暗示です。
なーんだ・・・なんていわないでくださいね。
どこでも言われているようなことですが
ものすごい力を秘めているのがこの自己暗示なんです。
暗示というと、なんとなく洗脳のような、
まやかしかのように、うさんくさいイメージを持たれる方もいるかと思いますが
そもそも「不安」や「恐れ」というのも暗示みたいなもの。
不安という物が事実として存在しているわけではなく
自分の心の中で、かってにそう思いこんで
その思いがふくらんでいくのは
自分を暗示にかけてしまっているような状態なわけです。
同じ暗示なら
良い暗示で強制的に上書きしてあげれば良いだけ。
その方法はとても簡単でシンプルです。
人類の最大の発明とも言われている「言葉」をうまく使うのです。
言葉は考えを伝える道具です。
人は考えるときも言葉を使って考えます。
つまり言葉には情報がのっかっています。
その言葉(情報)が脳に取り込まれると
脳がその情報に自動的に反応して言葉をイメージ化し
脳から全身に信号が送られます。
たとえば真っ赤な梅干と聞くと
ぱっと頭の中に赤い梅干が思い浮かびますよね。
しらずしらず唾液がでてきます。
その言葉の力を借りるのが自己暗示。
その中でも強力なフレーズが以下の暗示です。
「よいことがある。
ますます良くなる。
きっと良くなる。
必ず良くなる」
このフレーズを重病の患者に繰り返し唱えさせたそうです。
すると、実際に奇跡的な回復を見せたといいます。
不安な気持ちに飲み込まれそうになったとき
なんだか自分に自信がもてないとき
この言葉を何度も繰り返して自分に言うことで
いつの間にか気持ちが前向きに切り替わります。
といっても・・・
この自己暗示。けっこう知られている割には
あまりやっている人がいなかったり
大きく取り上げられていないのには理由があります。
本当にもったいない!
その理由については、次回書いていきたいと思います。