ポジティブとネガティブ
皆さんは、自分自身を見つめたときに
自分の性格の良い部分と悪い部分、どちらがより気になりますか?
ちょっと自分の心の中で
自分の性格を簡単に分析してみてください。
どんなキーワードが出てくるでしょうか。
・あらゆる事に積極的だ。
・行動力がある方だ
・周りの人に対して親切なほうだ
・人の意見に振り回されやすい
・優柔不断だ
etc….
色々なキーワードが挙がると思いますが
良いキーワードと悪いキーワード、どちらが多かったですか?
実はその個性自体に善し悪しはありません。
それは私だけの物。世界でたった一つの大切な個性です。
では、なぜ言葉に表現してしまうと
良いキーワードと悪いキーワードに分かれてしまうのでしょうか。
なぜなら表現する時に表現する人のフィルターがかかるからです。
プラスのフィルターを通れば、良い性格として表現され
マイナスのフィルターを通れば、悪い性格として表現されるというわけです。
たとえば、非常に細かい事にまで気配りする性格を
プラスのフィルターを通せば、「気が利く」「気配りができる」という表現になり
マイナスのフィルターを通せば「神経質」「細かすぎる」という表現になります。
表現していることは同じ。
でも、その表現した人の思いのフィルターによって
良くも悪くも表現できてしまうのです。
それが本当の意味でわかれば、
自分の欠点を利点に変えてしまうことができます。
その為には自分の中にプラスのフィルターをもって、
自分を見つめてあげること。
何かと人は自分のことを責めやすく、
何かあるとマイナスのフィルターで自分を見つめてしまいがち。
でも、そんなときは一度ストップ。立ち止まってみましょう。
自分の性格全ては自分の個性。
それ自体に善し悪しは無いという事実に目を向けてみましょう。
今日は、そんなことがよーくわかる
面白いアプリをご紹介します。
「ネガポ辞典」というアイフォンアプリです。
これは女子高校生が考えたアプリなのですが
2010年デザセン(全国高等学校デザイン選手権)の決勝大会で
3位を受賞したアイデアが実際に形になったアプリです。
どんなアプリかというと
あらゆるネガティブワードをポジティブワードに変換してくれるというアプリ。
これでもか!というようなネガティブワードも
みごと変換してくれます。
例えば・・・・
・愛想が悪い
→媚びを売らない。他人に流されない。気疲れすることがない。
・あきらめが早い
→切り替えが早い。己の限界点を把握している。
・頭が固い
→自分をしっかり持っている。芯が強い。度胸がすわっている。
・あつかましい
→度胸がある、素直、威勢がよい。
まだまだあります。
・気が弱い
→優しい、相手の気持ちを優先できる、小さな幸せを感じられる
・空気が読めない
→周りに流されない、自分の意見を主張できる。
さらにはこんな物まで
・財布の中身が100円未満
→無駄遣いを避けられる、収入が入ったときの喜びもひとしお
・字が汚い
→個性的、自分らしさをもっている、筆記速度が速い
・支離滅裂
→熱い思いがある、想像力が刺激される。
ここまで変換されると、
本当にどんな言葉でもポジティブに変えれるんだなぁと思わされます。
これを一つのトレーニングだと思って
色々な場面でやってみましょう。
もし、最初に上げた自分の性格の中で
ネガティブワードがあったとすれば、
ポジティブワードに書き換えてみるのです。
次に家族や友達など、周囲の人にもやってみましょう。
すると周囲の人の短所も受け入れられたり
本人が気づいていない長所を引き出してあげることが
できるようになります。
そして次には人の性格だけでなく
自分が一日生活する中で出てくるマイナスの思いを
すべてプラスに書き換えてみましょう。
世界が変わるのを待つのではなく
自分が変わることで世界が変わっていく事を
実感していくことができると思います。