あなたなら誰に書きますか?
久しぶりに昔お世話になった方に
手書きで残暑見舞いを書きました。
今の自分の心境なども書き連ねながら
文字の向こうに、その人の姿が見えるようでした。
色々なことが便利になり、
今や海外にいてもまるで目の前にいるかのように
テレビ電話で会話ができる時代。
人と繋がるということが、これほど便利になったのは
本当に素晴らしいことだと思います。
しかし不思議なことに、その便利さによって
人との繋がりが逆に希薄になっている現実もあります。
実際に顔を合わさなくても情報が伝わってしまう軽さ。
いつでも繋がれてしまう簡易さ。
それらはうっかりすると人と人との関係も、
軽く簡単なものに変えてしまう要素も含んでいるように感じます。
だからあえて携帯電話で呼び出さずに
電車に乗って会いに行ってみたり。
メールをボタン一つで送信するのでは無く
ペンを握って思いを書き連ねるということも、
時には意味のあることなのではないかと思うのです。
時間をかけることの重み。
あえて手間をかけることの意味。
思いを伝えるのはデジタルデーターだけではなく
見えないところに、本当の思いがこもるのかなと思うのです。
ポストに届いた手紙を、
どのような思いで手に取り、封を開くのだろう。
そんな想像を膨らませながら、書き終わった手紙を封筒にいれ
切手を貼りました。
ポストにいれても届くのは数日後。
すぐには届かない。
もどかしいけれど、このくすぐったいような思いは
電子メールでは感じられない、暖かい感情でした。
あなたには
感謝の気持ちを伝えたい人いませんか?
早速今日、
お世話になったあの人に、
手紙を書いて見ませんか?