第二の脳とはどこのこと?
人の脳には140億個にのぼる神経細胞が存在しますが
実は脳以外にも神経細胞がたくさんある
体の中の臓器があります。
脳の140億個に比べれば少ない物の
その数、なんと約1億個。
その臓器は「第二の脳」とも呼ばれています。
さて、どこのことでしょうか?
答えは腸です。
ということで今日は腸のお話。
腸はなんと、自律神経の他に
脳や脊髄から命令を受けず
自立的に臓器を動かしているというのです。
一番大切な働きの一つは
大腸の蠕動(ぜんどう)運動。
蠕動運動とは腸の中身を移動させるための
腸の動きのこと。
ミミズのような動きで胃から腸までの長い道のりを
運ぶのです。
また食べ物の内容から判断して
消化や吸収に欠かせない酵素やホルモンの分泌をそくしたり
これらの働きを脳の指示を受けずに
腸が判断して動いているというのです。
うーん、優秀。
腐った物を食べたりお腹の調子が悪かったりすると
下痢をしたりしますが、
なんと、これも脳とは全然関係なく
腸が判断しています。
下痢というと、なんだか悪者みたいですが
下痢というのは腸の掃除です。
体が自分を守るための自然な症状なのです。
普段意識もしない体の中の働きですが
私達が美味しいものを食べれば
それをしっかり消化して吸収し排出してくれている
体の中の臓器達がいるわけです。
そんな働きの全てが私を健康に維持してくれている。
時にはいつも頑張っている自分の体へのねぎらいの気持ちと
感謝の念を持って体をいたわってあげましょう!
と言うことで
食事は良く噛んで!腹八分目で。