義歯にすると味覚が変わるというのは本当?
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2010年10月5日
入れ歯や義歯だと味覚が変わるという話は本当でしょうか?
味は舌で感じますよね?
舌には味蕾細胞という味を感じるセンサーがあります。
でもそれだけなら歯が変わっただけで味覚が変わるというのはおかしいですよね。
でもここでちょっと考えてみましょう。
味は味覚だけかもしれませんが
味わいと言い換えたらどうでしょう。
歯ごたえ、のどごし、冷たさ、温かさなどが変われば
味わい、おいしさは大きく変わりますよね?
そうなのです。
厳密にいうと食事のおいしさは味覚だけで感じているのではないのです。
先ほど上げたいろいろな要素が総合的に関与して
脳でおいしさを感じます。
いくら美味しい料理でも
さめてしまっていたら美味しくない
良い味の高級肉でもかみごたえがなくぐちゃぐちゃしてたら美味しくないですよね。
そう、その歯ごたえに大きく絡んでくるのが歯。
歯根膜という部分がセンサーとなり
歯ごたえを感じています。
歯を抜いて義歯にするとこの歯根膜が極端に減少し
歯ごたえの感覚が鈍くなり総合的に味が落ちるのです。
また十分に噛めない、唾液の流れがスムーズでないというのも
味わいが落ちる原因のひとつ。
ですから歯を守ることは
幸せな食生活には必須事項なのですね。
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