飲み込まないから大丈夫?
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2010年10月9日
歯磨き粉は、歯磨きが終わったらペッと吐き出してしまうし、
飲みこむわけではないから
そんなに成分に気を使う必要は無いんじゃないの?
そんな風に思われましたか?
しかしこれは多くの人がうっかり勘違いしてしまう間違いです。
感覚としては飲み込んだときに
吸収されるような気がしますよね。
でも実際は、口の中に入れた瞬間から
消化、吸収は始まっているのです。
人間の体の中で特に吸収が速いのは粘膜があるところです。
ですから当然内臓には粘膜が張り巡らされており、
通り抜ける栄養分を残さず吸収しようとします。
では外界から一番近い粘膜はどこでしょうか?
入り口と出口です。つまり口と肛門です。
子供が熱を出したときに解熱剤を肛門から入れたりしますが、
それは吸収が速いからです。
ですから口に入ったところからもう
吸収は始まっていると考えたほうが良いでしょう。
口の中は粘膜ですから
皮膚からの体内浸透に比べて
約13倍もの体内吸収率があるといわれています。
歯磨きをするわずかな間にも、
口に入れてくちゅくちゅしている間にも吸収されていきます。
ですから体に害のあるもの、悪影響のあるものは
極力避ける必要があります。
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